われらが松本文明は、２０１３年１０月から、総務大臣政務官、内閣府政務官を兼務させていただいていますが、支援者の皆様からも 「そもそも政務官って、どんな役割なの？」「どんな分野に携わっているの？」
という質問をいただいているので、わかりやすく説明してください。

はい、了解！
大臣政務官は、特定の政策について大臣を助けるという役割があります。
例えば、総務省は、２００１年（平成１３年）の中央省庁再編で、総務庁、郵政省、自治省を統合して設置されたとても大きな組織ですが、これを大臣が一人で統括するのは困難だろうということで、２人の副大臣と、３人の政務官を置くことになったんです。
 

　　総務省の紹介（総務省HP）　http://www.soumu.go.jp/menu_syokai/index.html

ふむふむ。では、総務省では、どんな政策分野を任されているの？

まず、人事政策。
具体的には、すべての国家公務員の数を管理するという役割があります。例えば、海上保安庁とか、今、どんどん人手が必要になってくるところは公務員を増やさないといけない。でも、一方で、「公務員の数を減らし行政改革をすすめます」と国民に約束をしているわけだから、その管理をしっかりしていかなくてはいけません。
先日（２０１３年１２月）も、翌年度の予算編成にあたって、各省庁から、「来年度はこれだけ人員を増やしてください」という要望が寄せられました。気持ちは理解できても全部聞いていると公務員が増えていくばかりだから、厳しい査定をして、その折り合いをどうつけるか、ということに頭を悩ませたところです。

悩ましいところですね～。

次は、行政評価。
政府が「これだけの予算を組んで、これだけの仕事をします」と国民に約束をして一年が始まるわけですが、その予算が正しく使われて、約束した通りの仕事が出来ているかどうかを評価するわけです。
評価は、第三者機関の評価委員の先生方にお願いするんだけど、みなさん公務員ではないから、まず大切なのは、きちっと説明してご理解いただくこと。評価をいただいたら、「こういう評価が出たので、改めてください」ということを、大臣から各省の大臣に言っていただくということになります。けっこう大変です。
＊総務省行政評価局HP
http://www.soumu.go.jp/main_sosiki/hyouka/index.html

３つめに、年金に関すること。
２０１０年に社会保険庁が廃止され、日本年金機構ができて今日の制度になっていますが、かつてのように記録をずさんに扱っていないか、今の制度が正しくきちっと行われているかどうか、厳しく目を光らせていますよ。

そして、統計調査。
代表的なものは国勢調査ですね。今、この国の人口は？高齢者の人たちは？収入は？子供たちの環境はどうなっているの？など、あらゆる部分の調査を国民の皆さんの協力をいただいてやっています。
ほかにも、今月の景気が上昇傾向にあるのか？下降傾向にあるのか？といったような経済指数の取りまとめもやっていますよ。こうした統計を見ながら、次にどういう施策を打つべきかということを考えるわけだから、基本中の基本となる大切な分野です。

＊総務省統計局HP
http://www.stat.go.jp/index.htm

主にこの４つの分野で副大臣、大臣の指示をいただいたり、こちらから進言をしたり、担当している役所の方々と日々打ち合わせをしながら、間違いのないように遂行することが今の私の仕事です。

電子政府の推進

ほかにも、総務省は、電子政府、つまりITを活用して効率的・効果的に行政を進めていくための土台となるシステムの部分を大きく担っている役所です。
以前、住基ネットを入れた結果、免許証やパスポートをとったりするときに住民票を取らなくてもよくなって、利便性が高くなりましたよね。

２０１６年からは個人のカードを作るということが決まっています。もちろんプライバシーをパーフェクトに守りながら、「自分が受けられる行政サービスってなんだろう？」とすぐにわかるように、そして、「便利になったなあ」と思っていただけるような制度にしなくてはいけません。また、そのことによって公務員の数を抑える、行政サービスのコストを低く抑える、効率性を求めていく、という新しい時代がもうすでに始まっています。

マイナンバー制度（社会保障・税番号制度）
平成２５年（２０１３年）５月法案成立、平成２８年（２０１６年）１月から利用開始
＊内閣官房　社会保障・税番号制度HP
http://www.cas.go.jp/jp/seisaku/bangoseido/index.html

どれも重要な分野ばかりで、責任重大ですね！

そのとおり！それぞれの目標を実現するために、役所の皆さんとディスカッションをしながらやっている最中です。
さらに気を引き締めて頑張っていきますので、応援よろしくお願いします！